経済発展と社会的課題の解決を
三井住友海上火災保険株式会社は9月8日、AI・IoTを活用した暮らしをサポートする保険商品の共同開発に向けた実証試験の開始に合意したことを発表した。
これは同社と東京電力パワーグリッド株式会社、株式会社NTTドコモ、株式会社エナジーゲートウェイの4社が共同で行うもので、防災や減災、省エネ、見守りといった事柄に対し先進デジタル技術を活用しサポートできる商品やサービスの開発を目的としている。
現在、日本各地では防災や減災への対応、少子高齢化社会への対応などさまざまな社会的課題に取り組んでいる。
同社および協力3社はこの地方創生への取り組みとして各社のノウハウや強みを活かし、新商品やサービスを共同開発することを決定。Society5.0を目指し、新たな価値を社会に提供していきたいとのこと。
家にまつわるお知らせを分かりやすく
三井住友海上火災保険株式会社が実施する実証試験では、家庭の電力使用データの収集や分析を通じた行動把握や異常検知を実施する。
これは取得したデータを通じて、家庭生活をサポートするサービスを開発するためであり、最終的には家にまつわるお知らせを分かりやすく提供するサービスにつなげていく予定である。
具体的には、東京電力パワーグリッド株式会社と株式会社エナジーゲートウェイが高精度電力センサーを活用し、電力使用データの収集や分析、そしてお知らせを行うアプリの提供を実施。
株式会社NTTドコモはモバイル回線の提供と実証試験の運用管理を行う。
この実証実験において同社は収集・分析した電力使用データと保有する事故データ、そしてドコモ保有データとの相関関係を分析、保険料の割引や補償範囲の拡大を含めた新商品の検討を行う予定である。
(画像はプレスリリースより)
三井住友海上火災保険株式会社ニュースリリース
https://www.ms-ins.com/news/fy2020/pdf/0908_1.pdf