サウジアラビアとの外交関係樹立60周年を迎え
2015年5月18日、経済産業省は、サウジアラビア王国と日本が5月13日に、二国間クレジット制度の構築に向け一致したことを明らかにした。
この発表は同日から22日にかけて東京で開催されるサウジアラビア政府主催公式記念事業「日本・サウジアラビア外交関係樹立60 周年記念フォーラム」に合わせて行われたものだ。
二国間クレジット制度が構築されれば、日本の優れた低炭素技術等を活用した温室効果ガス排出削減プロジェクトをサウジアラビアで実施し、サウジアラビアの環境・エネルギーと経済成長はもちろん、温暖化防止にも貢献すると期待されている。
両国は今後この制度を運用するための合同委員会を設置するという。
相手国での温室効果ガスの排出削減・吸収への貢献を評価
二国間クレジット制度(二国間オフセット・クレジット制度)とは、契約を結んだ海外の相手国に対し、温室効果ガス削減技術・製品・システム・サービス・インフラ等の普及や対策を導入した成果として排出削減ができた場合、その排出削減量を自国の評価、目標充当とできる仕組みだ。
日本はこれまでにモンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニア、モルディブ、ベトナム、ラオスなど12ヶ国と協議を進めており、サウジアラビアはその13ヶ国目となる。
(画像はニュースリリースより)

経済産業省 ニュースリリース
http://www.meti.go.jp/press/2015/05/