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2024年11月30日(土)
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クッシング病の新規治療薬の開発

クッシング病の新規治療薬の開発

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レチノイドX受容体アゴニストの有効性 検証
2015年12月30日、東北大学大学院医学系研究科・分子内分泌学分野、菅原明教授らの研究グループは、難治性内分泌疾患であるクッシング病の新規治療薬として、HX630が有効である可能性を見出したことを発表した。HX630はビタミンA代謝物のレチノイン酸の受容体に対する薬剤である。

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背景
クッシング病は、脳下垂体に発生した腫瘍が原因となり、脳下垂体からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)が過剰になることから、ステロイドホルモンが過剰産生され、肥満、高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、筋力低下、多毛、免疫力低下やうつ状態などを引き起こす疾患である。

未治療だと命に関わる場合もあり、治療法の第一選択は下垂体腫瘍の外科的摘出だが、手術をしても症状が改善しない場合や術後の再発、病変部位によっては手術不可能な場合がある。そのような難治患者に対しては薬物療法が必要となるが、現状では下垂体腫瘍を標的とした有効な薬剤が存在しておらず、根治は難しい。

研究成果
研究グループは、試験管内の実験において、マウス下垂体由来ACTH産生細胞であるAtT20細胞からのACTH分泌が抑制されることが見出された。この機構として、HX630がACTH前駆体・プロオピオメラノコルチンの遺伝子発現を、転写因子Nur77・Nurr1を介して抑制していることが明らかとなった。

さらに、HX630はAtT20細胞に対して増殖抑制作用・アポトーシス促進作用を有することが認められた。そのため、ヌードマウスにAtT20細胞を移植し、ACTH産生腫瘍形成後にHX630を投与したところ、HX630投与群で有意に腫瘍の増殖が抑制されていた。

以上の結果から、HX630は難治性クッシング病の新規治療薬となる可能性が示された。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

東北大学 プレスリリース
http://www.med.tohoku.ac.jp/uploads/151230pr.pdf


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