プラスチック容器不要!人と環境に優しいビーガンクレンジングシート
株式会社北尾化粧品部は、人と環境に配慮したビーガンクレンジングシート「ディアドット ダンユジャ クレンジングシート」の販売を7月から開始した。
同商品は、シート状に加工されたクレンジング化粧品で、水を加えるとシートが溶けてジェル状に変化する。このため、保管のためのプラスチック容器が不要だ。また、シートの入っているパウチ袋や外装の箱の素材にも気を配り、環境に配慮した商品となっている。
使い方はかんたん。袋を開封したら、中のシートを手のひらに置き、水を少し加え、ゆっくりかき混ぜながらシートを溶かしていく。完全にシートが溶け泡立ったクリームジェル状になったら、乾いた肌にメイクとなじませる。その後、水またはぬるま湯等で十分に洗い流せば、メイクはもちろん皮脂汚れや不要な角質を落とすことができる。
全国のバラエティショップ、同社ショッピングサイトにて購入することができる。
済州島の絶滅危惧植物種『ダンユジャ』が原料
ダンユジャは、韓国の済州島で栽培されている柑橘系の果物だ。 ダンユジャにはサッカロミセスなどの美容保湿成分が多く含まれており、古くから民間療法の健康と美容のために使用されてきた。また、朝鮮王朝時代には王への贈り物の1つだったなど、先祖代々の儀式で供される貴重な果物だ。
ところが近年、糖度の高い他の品種に移行する柑橘系農家が増え、ダンユジャなどの伝統的な品種を栽培する農家の数は減少している。
ダンユジャの種の存続を働きかけるため、Deardot(ディアドット)は2020年3月30日に韓国のシードボールトにダンユジャの種子を寄贈し、化粧品原料として活用することで、潜在的な価値を世界に広く宣伝する活動をおこなっている。
シードボールトとは、自然災害や戦争などによって引き起こされるかもしれない植物の絶滅を防ぐため、遺伝資源を保護することを目的として開発された植物種子の保管貯蔵庫で、いわば、植物版ノアの箱舟だ。
世界的に有名な施設としては、ノルウェーのスバールバル国際シードボールトがある。韓国においても、ペクドゥデガン国立樹木園に同様の施設があり、ダンユジャ種子は韓国の施設で保管されている。
(画像はプレスリリースより)
株式会社北尾化粧品部 プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000051109.html購入サイト
https://www.kitao-store.com/SHOP/deardot_cl.html