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2024年11月27日(水)
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大林組、既存天井落下防止構法「フェイルセーフシーリング」の適用範囲が大幅に拡大

大林組、既存天井落下防止構法「フェイルセーフシーリング」の適用範囲が大幅に拡大

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特殊な形状の天井への適用を実現し、建築技術性能証明を取得
2017年3月30日、株式会社大林組は、既存天井落下防止構法フェイルセーフシーリング(以下、FSC)の適用範囲を拡大するため、傾斜角30度までの傾斜天井や曲面天井など特殊な形状の天井への適用を可能とする技術を開発したと発表した。

東日本大震災による多大な天井脱落被害を受けて、平成25年7月に建築基準法施行令および施行規則が改正され、脱落によって重大な危害を生ずる恐れがある天井(特定天井)には、脱落防止対策を講じることが必要になった。

しかしながら、これまでのFSCは、水平な平面天井のみを対象とし、傾斜した天井や曲面の天井など、特殊な形状の天井への対応が課題であった。

なお、特定天井とは、人が日常利用する場所に設置されている吊り天井で、設置高さ6m、面積(水平投影面積)200平方メートル、質量2㎏/平方メートルの全ての条件を越えるもの。
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新開発FSCの主な特長
ネット状の部材と添えボルトとの接続部に、角度調整機能を加え、傾斜角30度までの天井にもFSCを適用することが可能になり、ネット状の部材には柔軟性があるため、曲面の天井にも適用できる。

このたび開発したFSCは、建築技術性能証明取得時の実証試験により、吊りボルト一本当たりの負担面積が従来と同等の範囲であれば、吊りボルトの設置間隔(水平投影間隔)を最大で3,000mmまで拡大できることが検証された。

吊りボルト設置間隔を拡大することにより、天井面への割り付け自由度が高まるとともに、新設する吊りボルトの設置数が減少して施工性も向上する。

また、新開発FSCは、建築基準法に基づく指定性能評価機関および指定認定機関として、国土交通省から指定(登録)された第三者機関である「一般財団法人日本建築総合試験所」の建築技術性能証明書を取得しており、FSCの形状の自由度が高まったため、施工性も向上する。

(画像はプレスリリースより)


外部リンク

大林組 プレスリリース
http://www.obayashi.co.jp/press/news20170330_1


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