盛り上がるクレッグマニア
ニック・クレッグ氏は英国自由民主党の党首。現在大変な人気となっています。今月中旬に行われた党首同士の討論会では、タブロイド紙が「クレッグマニア」と命名した彼のファンを、更に獲得しました。
しかし、それ以前に彼が有名となったのは、2年前、雑誌GQに寄せた軽率なインタビューでした。ピアーズ・モーガンからセックス歴について話すように強要され、彼は「30人以上の女性と寝たことはない」と発言しました。
この判断を誤った返答により、彼は「Cleggover」というあだ名を付けられました。以来、これが、「ニック・クレッグってだれ?」という問いに答える、彼の代表的な肩書となっていました。
今月行われ、テレビ放送された、あの討論会で、視聴者に彼が自分の姿を印象づけるまでは…。
国際色の強い経歴
英国自由民主党の党首は、1967年生まれ。オックスフォードシャー州で、男3人女1人の4人兄弟の3番目として、大家族の中で育ちました。
母親はオランダ人、父親はロシア人とのハーフです。彼はオランダ語と英語の環境で育ち、更に流ちょうなフランス語、ドイツ語、スペイン語を話します。
「国際主義者としての私の姿を説明してくれる能力ですし、たくさんのヨーロッパ言語を学んだ理由もよくわかるでしょう。」
と、彼はオンライン上で公開されているプロフィールに記載しています。
彼の家系図は彩り豊かですが、特に特色のある人物が、彼から4代さかのぼった人物のおばです。名前をモウラ・ブドベルグと言います。ロシアの貴族であり、マタ・ハリとの関連性もあるようです。うわさによれば、彼女の恋人には、H・G・ウェルズやマキシム・ゴーリキーなどもいたそうです。
タブロイド紙、Daily Mailは、彼の家系図を見て、
「イギリス政党で1番イギリスの血をひいていない党首」
と、彼を嘲笑するコメントを掲載しました。
中編へ続く…
原文: Cosmopolitan confident he is not too European for Britain(irishtimes.com)
http://www.irishtimes.com/newspaper/world/2010/0422/1224268870251.html