米疾病対策センターが報告
中米の国グアテマラで27日、新種のA型インフルエンザウイルスを持つコウモリ2匹が捕獲された。捕獲・検査を行ったのは米疾病対策センター(CDC)。
人への危険度の鳥以上
現時点では、人への感染は見られないという。ただCDCでは、潜在的な感染源となる可能性があるため、研究調査が必要としている。
通常、A型のインフルエンザウイルスは水鳥の中で循環し、いくつかの過程を経て変異を起こすと、人への感染力を持つようになる。
コウモリはほ乳類であるため、人に対する感染力を持つまでの過程が短い。近い将来にも、パンデミックをもたらす危険性もあるという。
詳細は2月27日付けの科学誌「PNAS」(電子版)に報告された。
◆PNAS
http://www.pnas.org/content/early/2012/02/17/1116200109.abstract