こんなはずじゃなかった…
不本意に働いている人たち -- 彼らは退職できるだろうと思っていたのに、経済的理由から思うようにはならず、予想外に長く、懸命に働いている。
満たされない退職者たち -- 最後の給料をもらった後すぐに、目的を失ってしまった。
これら二つのグループには共通点がある。あと一息のところで手が届かないものをつかもうとしているのだ。それは、幸せな引退生活である。
幸せな引退生活を手に入れるには
著作『Drive(
あやつれ の意)』の中で、ゴア元アメリカ副大統領のスピーチライターを務めたDaniel Pink氏は述べている。
「ほとんどの成功者と呼ばれる人々は、多くの事例からも明らかなように、ありきたりな成功の観念を追いかけてはいません。彼らは、懸命に努力し、苦境においてもそれを貫き通していますが、それは彼らの、自分の人生をコントロールしたい、世の中を理解して、そこで通用する何かを成し遂げたいという内から湧き出る願望がそうさせているのです。」
多くの人々は退職こそが人生を思い通りに送る方法だと心待ちにしている。しかし、生涯と退職後の生活を充実させる鍵であるとPink氏が考える
「自律性、主体性、目的意識」という三つの領域を見失ってしまうのだ。この三領域は在職の時代から、日常生活において育まれていくものである。
あなたはどちらのタイプ?
給料(ご褒美)のためだけに働くことは、その規模に関わらず、値する報酬が得られない。まずは生計に必要なお金、次にちょっとしたご褒美としての一時的な購買欲を満たすお金をくれる。そして結果的に、仕事―ご褒美というご褒美中毒のようなライフスタイルに私たちをはまり込ませる。
それに対して、在職中から、自らの仕事に対して好奇心を失わず、それにどう取り組むかという動機づけを積極的に行っていた人々は、その技術を人生の次のステージへも容易に応用することができる。
自分自身の声を聞く
「人生において最も実りある経験というのは、他人からどう見られるかを気にしているときではなく、私たちが自分自身の声を聞いているときだと、皆さんおわかりだと思います。--私たちが、自分にとって大切なことをしているとき、それが順調であるとき、そしてそれを自分のためだけでなく、より大きな目的においてしているときです。」
とPink氏は語る。
この厳しいご時世においても、目の前の状況に一喜一憂せず、自分と世界をどう結び付けてゆくが人生をDriveする秘訣のようだ。言うは易く行なうは難し、である。
『Drive』 Amazonでの本の紹介Daniel Pink氏のホームページ(英語)StarTribune.com 'Understand the spark that keeps life interesting'