社交ダンス
社交ダンスは、最近まで、風俗営業法に規制される業界だったのですが、映画「Shall we dance?」で注目されるようになった結果、法律の規制対象から外れ、愛好家も増えました。華やかな衣装を身にまとい、鮮やかなステップで踊るペアダンスで、ダイエットやメタボ対策にもなると、夫婦で習っている方も多いのではないでしょうか。
社交ダンス検定
先日行われた日本ダンス技術検定機構主催のアマチュア検定で、全盲の沢田馨さん(58歳)がスタンダード種目の最上級スーパーファイルナルに合格するという快挙を成し遂げたことが、YOMIURI ONLONEで伝えられました。
沢田さんは小学3年生のときにベーチェット病にかかり、失明しました。ベーチェット病は、自己免疫疾患のひとつで、原因不明の難病、人気グループExileのメンバーMATSUが罹っていることを公表したことでも有名です。
多難を乗り越えて
難病を抱え、しかも目が見えないというハンディを背負いながらも、58歳という年齢で、
週3日のレッスンと1日200回の腹筋背筋を欠かさない。自宅で練習中、家具や壁にぶつかり、足に何度も青あざができた
(YOMIURI ONLINEより)
といいます。社交ダンスは健康な若者が踊っても全身の筋肉を使い、慣れない人が踊ると全身筋肉痛で2,3日苦しむことになるほど激しいダンスです。見た目は優雅ですが、実はすごくハードなスポーツです。それを全く見えない状態で行うのですから、その苦労は計り知れません。努力の人、沢田さんに賛辞を送りたい、そんな気持ちにさせる出来事でした。
YOMIURI ONLINE 「社交ダンス検定で最上級に合格した全盲ダンサー、沢田さん」
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/20100518-OYT8T00232.htm?from=yolsp