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2026年07月26日(日)
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アフリカン・アメリカンの家系図作り

アフリカン・アメリカンの家系図作り

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アフリカン・アメリカンの苦悩
DNA検査などの最新技術や、インターネット上のデータベースの存在で、家系図作りは近年一般人にも親しみやすいものとなりました。

しかし、アフリカン・アメリカンの家系図作りには、困難が伴いそうです。場合によっては、家系を遡ることさえもままならないようです。

海外


ジュディ・ガトソンさんの家族
ジュディ・ガトソンさんも、自分の家系の歴史に関心を寄せる人物です。彼女の両親は1964年に結婚し、ジュディさんは双方の祖父母ともよく交流していました。母方の祖父母はアラバマ州、父方はミズーリ州の出身です。しかし、家系を調査しているうちにサウスカロライナ州にも、自分の血筋が関係していることを知ります。

「家系図作りはパズルをつなぎ合わせるようなもの」と、サウスカロライナ州で歴史文書を管理しているスティーブンさんが語ります。「情報を辿り、見つけたものをつなぎ合わせる。これをでき得る範囲で繰り返すんです。」

ジュディさんの高祖父のひとり、プレストンさんはテキサス州で生まれ、その妻キャリーは、サウスカロライナ州の奴隷制プランテーションで育ちました。しかし、ここから先の家系を遡ることは、容易ではありません。これは、多くのアフリカン・アメリカンの家系につきまとう問題となっているようです。


アフリカン・アメリカンの歴史で避けては通れない奴隷制度
スティーブンさんは、アフリカン・アメリカンの血筋を調査することは、他とは少し違い、興味深いことも多いと言います。アフリカン・アメリカンの家系図作りには、奴隷制度をまず理解し、奴隷とその主人の間にあった関係も理解しなくてはいけないからです。

しかもそれだけでは十分ではありません。奴隷制度の最中に奴隷として連れてこられた黒人は、名前ではなく、番号で記録に残されており、個人を特定することがさらに難しくなっています。

また、1870年まで、ほとんどがアメリカ国民としてみなされていなかったので、出生や婚姻届けという書類すら残っていないことが多々見られます。自分の祖先に関する書類を見つけられる少数は幸運で、書類が存在しても綴り間違いや名前が変更されていて特定が困難になることもあります。

個人に関する情報があっても、それをつなぎ合わせることが非常に困難である、というのが、アフリカン・アメリカンの家系図作りにつきまとう難点のようです。


ユリカ・ポープさんの家族
「家系図は私にとって重要なことよ。ただ、自分がどこから来たのかを知りたいだけなの。」と、ユリカ・ポープさんも言います。

彼女は10年以上も自分の家系の調査を行ってきました。住民記録や不動産関係の証明書、出生届や死亡届を参考に、自分の血筋を調べるのです。

「自分に関連する人の名前を見つけたら、またそこから情報を辿って、突き当たるまで続けるの。そうするうちにまた違う名前を見つけるから、同じことを繰り返すのよ。」

スティーブンさんは、奴隷制度が、たくさんの家族から家系図、つまり家族の繋がりを奪っていったと語ります。

「財産証明の書類も残ってはいますが、ただ単に『奴隷6人』と書かれているだけのものもよく見つかります。名前もないため、個人の特定はできません。名前や年齢が書かれているものはほとんどないんです。」

また、名前が残っていても、間違いがあるという事例に関して、ユリカさんも経験があるといいます。
「私の旧姓ポープ(Pope)は、父の姓よ。でも「ロープ(Rope)」と綴られている書類を見たわ。でも名字が違っても、自分の家族だと確証があったの。」

そうやって彼女は、自分の高祖父がダニエルという名前で、サウスカロライナ州に移民した人物であることを突き止めました。

「私の高祖父は土地を買っていたの。1エーカーより少し大きいくらいの土地よ。ふたつの名前を照らし合わせて、父がまだ子供の頃に居た土地だと気付いて……あれを見つけた時はすごく感動したわ」
それから、彼女はDNA検査に踏み切ることにしました。


家系図作りもDNAの時代
「DNAテストで親族として合致する人物を見つけた時も、感動してしまいますよ」と、リック・キトルズ博士は説明します。アフリカン・アメリカンの祖先から受け継がれている特徴的なDNAを用いて、親族を見つけることができるというのです。必要なのは、口の中を数回擦った綿棒のサンプルだけです。

検索が行われるデータベースも最大級だと博士は説明します。博士は人類学者や考古学者、さらに歴史研究家と協力し、アフリカン・アメリカンの歴史に関連している土地が、西中央アフリカのどの地域なのかを割り出したそうです。

この言葉に、ユリカさんは期待しています。
「私の前に存在していた人たちを知りたいの。どんな人物で、今の私を形作るにどうやって至ったかを知りたいのよ。」

ユリカさんは自分が調査してきた情報を公開し、家系図が完成するまで調査は止めないと言っています。
「DNA検査をすれば、私自身も調査の中で目印を付けられることになるわ。これで何がわかるかとても楽しみよ。」


外部リンク

Family Trees: African-Americans find it difficult to trace history
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