貸家が前年同月比20.0%増
東京都は2月4日、「平成27年12月及び平成27年第4四半期の新設住宅着工」を公表した。
これによると、12月の新設住宅着工戸数は11,801戸。前年同月比では全体で3.5%増と、4か月振りに増加している。
利用関係別の内訳をみると、持ち家が前年同月比16.4%減の1,252戸。2か月振りの減少となった。貸家は同20.0%増えており6,108戸。7か月連続で増加傾向を維持している。分譲住宅は同7.4%減の4,421戸で、4か月連続で減少の減少。
マンションは同11.6%減の2,677戸。こちらも6か月連続での減少となった。一戸建ては同0.3%減の1,699戸。2か月振りに減少へと転じた。
地域別では千代田区、中央区、港区の都心3区が前年同月比22.0%減の352戸。2か月振りに減少している。
千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区の都心10区は2,347戸。同14.7%減で、4か月連続の減少となった。
区部全体では同7.8%減の8,346戸。こちらも4か月連続で減少している。一方で市部が同46.8%増の3,414戸と、2か月連続の増加した。
平成27年第4四半期の概況
平成27年第4四半期の新設住宅着工戸数は34,208戸。前年同期比では貸家が増加したものの持ち家、分譲住宅が減少し、全体で6.4%減と3期振りの減少となった。
地域別では都心3区が、前年同期比7.4%増の1,971戸。5期連続で増加している。しかしなしがら都心10区は同16.0%減の7,494戸。3期振りの減少となった。区部全体でも同期比11.6%減の25,220戸と、3期振りに減少している。市部は同12.5%増の8,895戸で、2期振りに増加へと転じた。
東京都の報道発表資料
http://www.metro.tokyo.jp/25100.htm