テレビはこれから、スマホとの連動やインターネット接続など、新しいサービスを始める見込みだ。
そこで電通総研は、利用シーンを想定してイラストに描き、それを視聴者に提示してから、どの機能をどれくらい使うつもりなのか尋ねた。今回は情報バラエティー番組について調査した。
テレビが紹介した店の情報を手持ちのスマホなどに保存できる「クリッピング機能」は63%が支持
クリッピング機能とは、番組を見ていて気になった情報があった時に、手元のスマホやタブレット端末などのクリッピング・ボタンを押すと、その情報を簡単に保存できいる機能のこと。
情報は連携する他の端末でも利用できる。このクリッピング機能を「使ってみたい」と答えた人は63%に達した。
番組が紹介した店や街をマップ上に提示する「番組情報マップ機能」は65%が支持
「番組情報マップ機能」を使うと、端末にクリップした店や街の情報をスマートフォンの地図で見ることができる。これがあれば目的とする店に辿り着くのは簡単だ。マップ機能について訊ねたところ、65%が「使ってみたい」と回答した。
クーポンをお店で提示すると特典が受けられる「番組視聴連動クーポン」は70%が支持
「番組視聴連動クーポン」とは、テレビを見ている時に端末で入手したクーポンを持ってお店に行くと、プレゼントがもらえるものだ。「これを使ってみたい」と回答した人は70%に上った。
「情報バラエティー番組の視聴が増えると思う」と回答した人は69%
このように気になる情報を「クリップ」し、「地図」を見ながら実際に店舗に赴き、「番組視聴連動クーポン」を提示して特典が得られる、という次世代TVライフが実現したら、テレビ視聴時間が増えるかどうか訊ねたところ、69%が「増える」と回答した。
テレビが進化すると、視聴者の利便性の向上はもちろんのこと、ビジネスも大きく変化していく。今後の展開が楽しみだ。
電通総研、「次世代のTVライフ」について調査