イースターとは
イースターと言えば、キリスト教の最も重要な祝日です。今年は4月4日。ツイッターでもお祝いの言葉を投げかけるつぶやきがたくさん投稿されました。
イースターは、日本では余りなじみがありませんが、キリスト教信仰が盛んな欧米だと、もはやキリスト教信者でなくても、社会的に認知されている祝日のひとつとなっていますね。現在でも重要な日ですが、昔の人々にとっては、今以上の価値があったようです。
現代、それも世俗主義となったこの時代では、イースターは少し商業的な意味合いが強く押し出され過ぎています。今となっては、家族の楽しい団らんや、海外旅行、あるいはスポーツを楽しむ息抜きの時間として見られることが多いようです。
しかし、昔の人々は、キリスト教の暦の中で、イースターを最も心待ちにしていました。カソリックを信仰する人々は、灰色の水曜日からイースターまでの40日間、断食を行い、自分の行いを悔い改め、身を清めます。この時期をレント(Lent)と呼びます。
そうやって準備をするほど、イースターは大事な日だったのです。
イースターの起源
イースターはキリスト教の信仰が始まる以前にもさかのぼることができます。それはまだ、異教徒の時代から続き、多産祈願の祭りを起源としています。
「イースター(Easter)」という言葉、更に同じ意味を持つドイツ語の「オースタン(Ostern)」は、同じ語源を持っています。語源となった言葉は、古代スカンジナビアの言葉で、「太陽が成長する季節」や「新しい命が誕生する時」といった意味があります。
古代サクソン人は、子孫繁栄と春を象徴する女神、エオストレの祭りで春の訪れを祝いました。その異教徒のもとにキリスト教宣教師が現れると、彼らの習慣をキリスト教に取り入れる試みが始まりました。
偶然にも、異教徒によるエオストレの祭りは、キリストの復活祭と毎年同じ時期に行われます。キリスト教を広め、ほかの異教徒の中で勝ち残るため、古い習慣をそのままキリスト教の祭りにしたと考えられます。
家系図作りにも影響するイースターの日
一般人だけでなく、たくさんの家系図調査を行う専門家が、イースターの日付について頭を悩ませ、時に混乱します。
昔、イースターは同じ週でも違う日に祝われていました。しかし、A.D.325年、小アジア、ビチュニアの古都、ニカイアの地方議会がローマ皇帝コンスタンティヌスの後援によって開催された時、最初の満月、あるいは春分以後、最初の日曜日にイースターを祝うようにと布告されました。
しかし、ここで言う「満月」とは、つまり教会が定めた満月です。つまり、新月を1日と設定した暦で、14日目を指します。天文学的な満月は、同じ日付に起こりません。
教会が定める春分とは、いつも3月21日を指しました。そのため、イースターは3月22日から4月25日の間の日曜日に祝わなければいけないのです。
20世紀には、様々な教会が日付を統一しようと試みましたが、どれも大きな変化を生み出すことができませんでした。
家系図調査を行う専門家は、度々、祖先の記録を探るに当たって、クリスマスやイースターに婚姻したという記述を見つけます。キリスト教の暦では、この2つの日が最も大切と認識されていたからです。

Genealogy: The origins of Easter
http://www.liverpoolecho.co.uk/liverpool-entertainment/echo-entertainment/2010/04/03/genealogy-the-origins-of-easter-100252-26164125/