第2の人生を送るステージ
寿命が延びることによって、定年後の生活が現在もそしてこれからもかつてないほどに長くなっていく。
子どもたちが巣立って夫婦2人だけの生活になったとき、それまで暮らしていた場所で残りの人生を過ごすのか、それとももっと物価の安い暮らしやすい場所へ移るのか、はたまた別の国へ移住するのか…。アメリカのブーマーたちは、第2の人生を送る場所を検討しているようだ。
ドラマティックに引越し
多くの専門家や実際にドラマティックにどこかへ移住したブーマーたちには、この年齢でこういった大きな決断をすることは、当人だけでなく子どもや孫たち、そして親戚や友人にまで影響を及ぼす大冒険であると語る。実際に、海外に移住したり、中にはRV車で移動生活を楽しんでいるケースもあるというから驚きだ。
移住をする場合には、自分たちが住みたいのは、都市部、郊外、田舎のどこなのか、物件が一戸建てかそれにはこだわらないのか、周辺地域の物価、病院などヘルスケアが受けられる場所へのアクセス、仕事はどうするのか、そして家族との距離など、しっかりと計画してゆく必要がある。
それに加え、今のアメリカの厳しい住宅事情を考えれば、これまで住んでいた物件を売りに出す事さえも難しいという現状がある。移住に興味があるのならば、今すぐのことではなくても、何年か先のことを見据えながらプランを立てるということが大切だろう。
今の場所で暮らす
もちろん、これまで住んでいた場所で暮らし続けるという選択肢もある。アメリカでは、ブーマーの10人のうち8人がそれを望んでいるという。愛着のある地域社会で穏やかに暮らしたいというのは、日本でも多くの団塊の世代の持つ願いだろう。
ただそういった場合でも、出入り口をバリアフリーにしたり、キッチンや浴槽といった家の中のもろもろの設備を、使い勝手がよいようリフォームしてゆくことも考えてゆかねばならない。家を建てたり、マンションを購入した際には考えてもみなかった、歩行器や車椅子を使用する場合のためだ。
これは移住する場合も同様であるが、将来交通手段をどうするのか、図書館やスーパー、レストランなどの日々の外出の場所、趣味や交流の場をどのように持つかといったことも考えておけばより一層心強いだろう。
備えあれば憂いなし、といきたいものである。

comsumeraffairs.com 'Boomers Ponder Where to Spend the Rest of Their Lives'
http://www.consumeraffairs.com/boomerific/2010/007_where_to_live.html