言葉のプラスイメージ
「人生の目標」と聞くと、充実した生活やエネルギッシュな姿を思い描くが、立てればよいというものではないようだ。米心理療法医が自らの診療経験を通して語る「人生の目標」の二つの作用について紹介する。
人生の目標を設定することで、人はやる気を起こし、目的意識や方向性を持つことができる。しかし、目標が設定されているばかりに慢性的な不幸せに苦しむこともあるようだ。
もしもあなたが「人生はこうあるべきだ」という厳格な理想を持っていたとして、それを実現する活力や能力を持っていない場合、その理想はやる気を起こさせるどころか、重荷に姿を変えてしまうという。
重荷にも種類が
重荷を背負って、その上誰か(例えば家族)があなたに抱いている高い期待に応えられないとき、どのように感じるのか考えてみてほしい。
私たちの多くが、こんなとき、罪の意識(「私のせいだ…」)や怒り(「自分の人生だから、私の勝手だ!」)また自責(「私はダメな人間だ…」 )を感じるのではないだろうか。
また、誰からも期待されているわけではないが、自分が自分にある決まった基準を課しながら生きている場合。そういう人は、自分がその基準を達成できているかどうかを自己評価し続けることになる。そして達成できていないときには、自分を責めてしまう。
このような理想についての仕組みは日常生活のレベルでも起こりうる。例えば、その日をどう過ごすべきか、何をなすべきか、髪型はどうなるべきか、休暇をどれだけ楽しむべきか…、などの厳格な理想を心に抱くということは、それらの結果を受けて、我々がどれだけ不満や苛立ちを感じているかということの裏返しである。
あなたの理想はだいじょうぶ?
当然、人生の目標を設定し、夢を育てることは多くの場合価値あることである。しかし、「だといいな」とか「努力しよう」と言っていたのが、「しなくてはならない」になったとき、あなたは破ることのできない期待や理想に捕われの身となってしまう。
人の心が実現できそうにないことに集中するとき、その人は、その時にできることや目の前の幸せを掴み損ねてしまうのだ。
現在の自分や現状にあなたが満足できなくなったら、そのときは抱いている理想、あるいは周囲の期待があなたにとってマイナスに働いているというサインかもしれない。

JS Online JOURNAL SENTINEL 'Goals should inspire, not darken, your life'
http://www.jsonline.com/features/advice/89920742.html