ついに発見された曹操の墓
先月27日、河南省安陽市安陽県で発掘および研究が進んでいた曹操高陵が、立地、規模や構造、また内部に残されていた遺品などから、三国志で有名な曹操の墓で間違いないと、正式に発表されました。
河南省の文化財の保護や管理を担当している省文物局によると、墓内の装飾などから、後漢末から魏にかけて建築された墓であることは間違いなく、曹操のことを指し示す「魏武王」と刻まれた石碑などがあるほか、60歳前後の男性のものと見られる骨も見つかっていると言います。
払拭できない疑問
曹操は三国時代に魏の基盤を築いた歴史上の英雄であり、世界的に知られる物語「三国志」の重要登場人物でもあります。曹操の墓と断定されたことにより、世界中から注目が集まっていますが、そこで湧き上がるのが、本当にそうなのかという疑問です。
曹操は66歳で亡くなったとされており、遺骨の頭蓋骨や歯の分析から推定された60歳という数字に比べると少し誤差があるとして、発表が行われた後も、未だに疑問の声が止みません。
期待されるDNA検査
その疑問を払拭すべく、DNA検査に対する期待が高まっています。曹操の息子のひとり、曹植の骨も見つかれば、比較することが可能だというのです。
ただ、専門家はこれだけ古い骨から傷を付けずにDNAを取り出し、さらにそれを正確に分析することは難しく、仮に行ったとしても確証はない語っています。
DNA検査に期待を寄せる『自称子孫』たち
DNA検査が望まれる背景には、「我こそは曹操の子孫なり!」と名乗り出る地元民の存在もあります。曹操の子孫が住んでいるとみられている地域には、同じ曹の姓を持つ住民が1500人ほどいます。
中には研究所に押しかけて、自分は曹操の子孫だからDNA検査をしてくれと頼み込む人までいたそうです。
あなたももしかしたら曹操の子孫かも?
残念ながら研究には役立ちませんが、昔から交流のあるお隣の国での出来事ですから、もしかしたら曹操の子孫は日本にもいるかもしれません。壮大な歴史大作の英雄を祖先に持てるとは、ロマンがありますね。
Sifting fact from fiction in Cao Cao's mausoleum