【米国】共和党候補No.1ロムニー氏、モルモン教司教としての言動に非難

英国新聞The Telegraph紙によると、今月17日米出版社Harperより、「The Real Romney」（ミット・ロムニー伝記）が発売された。この伝記は、マサチューセッツ州ボストンにある新聞社The Boston Globeの2人の記者(Michael Kranish & Scott Helman)が、5年以上かけての取材をベースにした信用性の高い内容となっている。

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この伝記によると、1990年にある匿名のモルモン教徒の女性に対して、ロムニー氏は「中絶するべきではない」と忠告、彼女は当時6人目の子供を妊娠中で、医者から母子両方にとって危険な出産だと言われていた。ロムニー氏はこの事実について「記憶にない」とコメントしている。


また、1983年には、当時23歳で2人目の子供を妊娠していたシングルマザー、ペギー・へイスに対しロムニー氏は、「幸せな家庭には成り得ない」事を理由に、子供を養子に出すことを勧め、彼女がそうしないなら「教会の教えに従わなかった」として、教会から破門すると脅した。

氏がマサチューセッツ州知事だった時、同性愛者の権利についてもリベラルなポーズをとりながら、同性婚を許可する修正案に対して反対の立場をとった。このように意見がコロコロ変わることから、「風見鶏」（flip-flop）とも呼ばれている。



・The Telegraph（英語）