なりすまし
ネット選挙解禁を受け、twitterも解禁対象にするかどうかを決める際に、大きな焦点となった「なりすまし」行為ですが、実際になりすまされた議員がいたこともあり、結局、twitterの使用は自粛となりました。
謝罪
上記の報道を受け、実際に議員になりすましていた16人のうち、1人(まったく更新されていない)を除く、15人のなりすまし議員が謝罪文を掲載しました。産経ニュースの伝えるところによれば、
なりすましをした理由については、「インターネットで選挙活動等をする際にこのようななりすましが起こり得るのではないかという問題提起をしたかっただけです」と説明し、選挙妨害の意図を否定。さらに、「アカウントも是非ともご本人様方に提供したいと考えています。民主党メールフォームに既にアカウント一覧を送信しました」としている
問題提起であれば、すでになりすましは問題となっていました。わざわざそれを実演して不安を煽った結果になってしまいました。
一抹の不安
悪意はなかったようですが、このような前例を作ってしまえば、模倣犯が発生することが考えられます。問題提起をするどころか、逆に、なりすましの方法を教えてしまったのではないでしょうか。そもそも本人に断りなく、他人のプロフィールを勝手に引用すること自体が問題で、なりすましについての注意喚起をするならば、自分のブログで発表するとか、各政党や候補者に直接メールするとか、他にも方法はありました。今後、本物のなりすまし犯が出てこないことを祈ります。
産経ニュース 「民主議員の“なりすましツイッター”が謝罪」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100601/plc1006011310023-n1.htm