ネット版のアカデミー賞が選ぶ10大事件
このほど、ネット版のアカデミー賞とも言われる「Webby Awards」の主催者がネット界の10大事件を選出。このうち選挙にネットが活用された「事件」が2件選出された。
「Webby Awards」は、ネット界で特に優れたコンテンツなどの偉業を表彰するもので、1996年の開始以来、毎年、実施されている。今回はこの表彰に加え、この10年間にネット界に大きく影響した10大事件を選出した。
ネット活用のイラン大統領選と米大統領選
選挙関連にかかわる「事件」は2件。ネットを活用した献金や有権者によるSNS利用が目立った2008年のアメリカ大統領選と、混乱するイラン大統領選のさなか、ネットのユーザーがTwitterを活用して結果に抗議した例が選ばれた。
このほか、現在、政党や政治家が利用するオンライン動画の革命ともいえる「You Tube]の登場やネット版の百科事典「Wikipedia」の登場など、政治と深い関係の「事件」もランクインしている。
今回の10大事件を見ると、年を追うごとに選挙とネットの距離近づいたのがよくわかる。特に、去年と今年は選挙なしにネット界の事件は語れないようである。
THE WeBBy AWARDS(英文)