まずは首都圏の3市区6店舗から
住民票の受け取りといえば、役所に出向いてというのが一般的だが、窓口が空いている時間が限られるなど、利用しにくいという声が多い。
こうした不便さを解消しようと、総務省は来年2月から首都圏の3市区に限って大手コンビニエンスストア・セブン-イレブンの店舗で、住民票や印鑑登録証明書の写しを受け取れるサービスを始めると発表した。
今回、交付が始まるのは東京・渋谷区、三鷹市、千葉・松戸市。それぞれの市区にある2店舗、あわせて6店舗にある端末を利用して交付される。
来年3月には首都圏近郊の約3000店舗に拡大し、その後は
全国約1万3000店舗に対し、利用できるように呼びかけるという。
交付には住民基本台帳カードが必要
交付には住民基本台帳カードが必要でコピー機を兼ねた専用端末にカードを差し込み、本人確認をする。その後交付申請し、手数料を払うと住民票がある自治体からデータが送信され、写しがプリントアウトされる仕組み。
手数料は自治体によって異なるが200円~300円程度。
全国に拡大されれば、住民票がある自治体以外の店舗でも写しの受け取りが可能になり、利便性は、はるかに向上するという。
総務省
「コンビニエンスストアのキオスク端末による証明書等の交付(コンビニ交付)」が始まります