保守的な有権者を共有するギングリッチ氏とサントラム氏
米大統領選の共和党候補指名争いで、4日、西部ネバダ州の党員集会が行われ、ロムニー前マサチューセッツ州知事が大勝した。この勝利はギングリッチ元下院議長とサントラム元上院議員の野望のおかげでもある。
米メディアによると、開票率71%の段階でロムニー氏の得票率は48%と追いつくことができないほどリードしている。ギングリッチ氏が23%で2位、サントラム氏は11%で4位である。
ギングリッチ氏とサントラム氏の両者は、保守的な有権者によって支持されている。それが、ロムニー氏にとって容易にしているのである。
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IowaPolitics.comギングリッチ氏とサントラム氏が手を組めば……
ロムニー氏はフロリダ州予備選で、ほぼすべての有権者グループにおいて勝利した。ただ、保守層とティーパーティー支持者のほとんどは、ギングリッチ氏に得票した(約44%)。
サントラム氏も保守系の有権者から約30%の得票率を得て、明確にロムニー氏よりは多い。ともに手を組めば、ロムニー氏に対抗できるかもしれない。ネバダ州における党員集会での両者の票を合わせると約35%になる。
人種構成が多様で「米国の縮図」ともいわれるフロリダ州では、ロムニー氏は46%、両者合わせると45%で射程内距離だった。
このまま両者が競合していると、お互いに足を引っ張り合うだけである。今のところ、ギングリッチ氏とサントラム氏は、自分の勝利を疑っていない。ギングリッチ氏は、ネバダ州で
テキサス州の予備選までにロムニー氏に追いつくことができるだろう。
と、語った。
n-tvニュース オンライン版
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