決選投票の結果
2月5日、フィンランド大統領選の決選投票において、保守的な国民連合党のサウリ・ニーニスト元財務相(63)が予想通り圧勝した。独フォークス誌オンライン版によると、郵便票を数えた結果、65.4%の得票率を得た。440万人の有権者のうち36%が郵便により投票。
ニーニスト氏は、2週間前の第1回投票時にすでに他の7人の候補者を引き離していた。今回の決選投票は、緑の党の候補者ペッカ・ハーヴィスト元環境相(53)との間で行われた。ハーヴィスト氏は、郵便票で34.6%の支持を得た。
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ウィキペディア/サウリ・ニーニスト/Soppakanuuna30年間続いた社会民主党による大統領に終止符
ニーニスト氏は、2000年から2期大統領を務めた社会民主党のタルヤ・ハロネン大統領(68)に代わって、新しい大統領になる。社会民主党の候補者パーヴォ・リッポネン元首相は、第1回投票で6.7%しか得られず、敗退した。それにより、30年間続いた社会民主党による大統領に終止符を打った。
ニーニスト氏は、弁護士であり法務相、財務相、副首相、一時的に銀行総裁、フィンランド議会議長を務めた。2009年には、フィンランドサッカー協会会長に就任。
大統領の権限
フィンランドの国家元首の権限は、ここ何年かで縮小されてきた。しかし、重要なシンボル的な役目と公的な意見として影響を与えることができる。
国民連合党のユルキ・カタイネン首相が率いる6政党(国民連合党、社会民主党、左翼連合、緑の党、スウェーデン人党、キリスト教民主党)による連立内閣は、今、強い大統領のサポートを必要としている。
ギリシャのような債務国への救済資金により、国民の間で、腹立たしい気持ちが膨らんできている。真のフィンランド人党は、昨年、このような強い感情の恩恵を受けて、議会に3番目に強い勢力として進出した。
n-tvニュース オンライン版
http://www.n-tv.de/politik/Niinistoe-gewinnt-Wahl-in-Finnland-article5417136.htmlフォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/wahlen-konservativer-niinistoe-siegt-bei-wahl-in-finnland_aid_710869.html【フィンランドとクロアチアの続報】大統領選と国民投票の結果
http://www.net--election.com/news_aoRXvRQTUE.html【フィンランド大統領選】新大統領決定は、決選投票までおあずけ
http://www.net--election.com/news_aoso0P2NyY.html