ロムニー氏とギングリッチ氏の巨額な選挙戦
2008年の米大統領選において、バラック・オバマ大統領とジョン・マッケイン候補が選挙に費やした費用はこれまでのレコードだった。両者は、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の後継になるために、合わせて50億ドル(約3800億円)以上の巨費を投入したのである。
今回の選挙運動に比べると、この数字は比べ物にならないほど少ない額である。もうすでに、予備選において、巨額の投入戦争はエスカレートしてきている。
AP通信によると、ロムニー陣営と支持派団体は1400 万ドル(約10億8000万円)以上の巨費をテレビ広告に費やした。一方のギングリッチ陣営と支持派団体は、約300万ドル(約2億3000万円)をテレビ広告に投入した。
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Mike Licht, NotionsCapital.com支持派団体への制限のない寄付金
罪はワシントンの最高裁判所が言い渡した新しい法律にある。2年前、最高裁は企業と労働組合に、自由で抑制のない金額を選挙戦に費やすことができる判決を下したのである。
候補者への直接の寄付金には、いまだに狭い範囲の枠組みがあるが、独立したグループからの支援には、制限がなくなった。特に、共和党の大統領指名候補における本命のロムニー氏やギングリッチ氏の陣営には、天文学的な金額をテレビ広告に費やせるような強大な支持派団体がある。
金持ちのマリオネット
大部分は企業と裕福な後援者からの支援である。批評家は、政治が個人の利益による強い影響力の場になることを恐れている。政治家は、金持ちのマリオネットのようなものだろうか。ギングリッチ氏は、ほぼ一人の大富豪シェルドン・アデルソンからの寄付金により政治資金を得ている。
正式には“独立した”グループや支持者は直接候補者を金銭的に支援したり、申し合わせしたりできない。実際には、支援者が選挙戦において強大な影の戦士になっている。先週、ラスベガスのホテルの大実業家から、ギングリッチ氏の支持派団体「Winning our future」は1000万ドル(約7億6000万円)の支援を得た。
31日のフロリダ予備選では、ロムニー氏が大差をつけて勝利。10日のニューハンプシャー州に続いて2回目である。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/us-wahl/毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20120201k0000e030193000c.html