省電力で乾電池でも駆動
ウィルコムは12日、東京都
三鷹市の全小・中学校(22校)と教育委員会に対して、緊急時の通信手段として「
イエデンワ(WX02A)」を提供したことを発表した。
「
イエデンワ」は携帯型ではなく、据え置き型のデザインをした
PHS電話機。
PHS電話なので設置工事の必要もなく、また、
PHSの特性である
省電力性を活かし、乾電池でも駆動する(AC電源も可)。単3型アルカリ乾電池4本で
約800時間使用でき、連続通話も
約10時間可能だという。停電時などの緊急の際でも安心だ。
三鷹市では、
イエデンワの導入で複数の通信手段を確保、今後、緊急時の連絡、地域コミュニティとの連携などに活用する。
全国の教育機関に向け利用者募集中
また、
ウィルコムは「
イエデンワ」の教育現場への普及促進のため、16日には、
株式会社日本教育新聞社の「
教育機関向け震災対策プロジェクト」に「
イエデンワ」を提供することを発表した。
周知の通り、
東日本大震災時は携帯電話がつながりにくい状況が発生した。その一方で、
ウィルコムの
PHSは通信規制が行われず、同プロジェクトの発表によれば、最もつながった携帯電話として評価され、その後、企業や官公庁で
ウィルコムの導入が進んでいるという。
「
教育機関向け震災対策プロジェクト」では、現在、全国の教育機関に向け、特別条件による「
イエデンワ」の利用機関を募集している(募集第1期は2月29日まで)。「
イエデンワ」本体を無償提供、通信コストも、
現状の予算において対応できるレベルに配慮
しているという。詳細は、「
教育機関向け震災対策プロジェクト」サイトをご参照を(下部にリンク)。
ウィルコム プレスリリース
・東京都三鷹市へのイエデンワの提供について
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2012/01/12/index_01.html・イエデンワの教育現場への導入を促進
http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2012/01/16/index.html株式会社日本教育新聞社:教育機関向け震災対策プロジェクト
http://iedenwa.jp/index.htmlイエデンワ製品情報
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/02a/index.html