国連人権高等弁務官が恩赦に対し警告
The Telegraph紙によると、イエメン政府はアリ・アブドラ・サレハ大統領とその側近に対して恩赦を実施することを、サバ国営通信を通じて発表した。
by Sallam現在のイエメン政府は、今年2月21日に行われる大統領選までの暫定内閣であり、サレハ大統領から権限を移譲された副大統領のアブドラボ・マンスール・ハディと反サレハ勢力によって成り立っている。
この発表に対して、13日、国連人権高等弁務官ナビ・ピレーは、
(昨年の)イエメンで起こった集団抗議運動中、国民への暴力に関わった人物を、法の裁きから逃してはいけない。
とコメント。
また、イエメン暫定内閣に対して、このような国家規模の人権侵害への恩赦は禁止されている国際法を順守するよう警告した。
・Yemeni government drafts amnesty for President Ali Abdullah Saleh/The Telegraph