アンカラの大学が世論調査を実施
「移民研究」で有名なトルコのアンカラにあるHacettepe大学が世論調査を実施。ドイツで起こったネオナチによる8人のトルコ人実業家の殺人に対し、トルコ人の感情や見解が公開された。
調査はドイツ在住の14歳以上のトルコ人1100人を対象に行われた。調査結果を発表したトルコの新聞「Today’s Zaman」によると、大多数の者が、ツヴィッカウのネオナチ組織による暴力にドイツ当局の関与を信じていることが判明。
さらに、多くのトルコ人は、極右による殺人の企てはまだ続いていくと恐れていることも判明。しかし、78%の者は、ネオナチによる殺人をドイツ国民と結び付けて考えていなかった。
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oponsold世論調査の結果
85%が、「ドイツ当局は、ネオナチを小規模の範囲ではあるが支援していた。」と回答。
3分の2が、「ドイツの政治家は、この連続殺人を隠しておきたい。」と答え、4人に3人が、「ネオナチはこれからも殺人を続けていくだろう。」と懸念を表した。
78%が、「暴力行為は過激な少数派によるもので、ドイツ社会全体の責任ではない。」と回答。
結果として、ほとんどのドイツ在住トルコ人は、ネオナチ殺人のために人生設計を変更するつもりはないことが分かった。77.4%の者が、今後もドイツに住む意思を示した。
ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/deutschland/article13811225/Nazi-Morde-Tuerken-vermuten-Behoerden-Verwicklung.htmlVaybee.de
http://www.vaybee.de/deutsch/channel/jobs/hacettepe-forschungsergebnisse-neonazi_morde-103151.php