今年はジャマイカ独立50周年
The Telegraph紙によると、昨年12月に選ばれたジャマイカのシンプソンミラー新首相は今月6日に行われた就任式で、イギリス国王を国家元首とする英連邦から離れ、国民が大統領を選出する共和制へ移行する方針を述べた。
演説の中でシンプソンミラー首相は、
(エリザベス)女王が大好きです。彼女は美しい女性です。美しいだけでなく、賢くそして素晴らしい女性です。しかし、機は熟しました。独立50周年の今年は、過去に学んだ事を熟考するよい機会です。そして、一つの国家として、我々の成果を祝うためには、完全な独立国家になる必要があります。
と約1万人の前で発言した。
一方イギリスでは、女王即位60周年
イギリスのハリー王子がエリザベス女王即位60周年記念の祝賀会のために、ジャマイカを訪問すると発表されて間もなく、この演説は行われた。
今回のことでハリー王子の訪問に支障が出ることはないが、英連邦から離れようとしているジャマイカに、国王家の代表が訪問というのはなんともきまり悪い状況を生みそうである。
バッキンガム宮殿のスポークスマンは、
ジャマイカの国家元首については、同国の政府と国民が決めることである、
とコメントした。
・Jamaica vows to drop Queen as head of state/The Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/centralamericaandthecaribbean/jamaica/8998711/Jamaica-vows-to-drop-Queen-as-head-of-state.html