15ヶ月ぶりの直接会議
今月3日にヨルダンの首都アンマンで、パレスチナとイスラエルそれぞれの代表者が直接会議した。この会議の目的は、1年以上停滞していた和平交渉プロセスの新しい課題を決めることであった。
マフムード・アッバス議長:写真右 by Fotos Gov/Ba The Telegragh紙によると、パレスチナ側は、イスラエルに対していくつかの条件を出した。入植地建設の凍結と1967年に国連停戦決議で合意された国境線まで戻ることである。そして、今月26日をデッドラインとし、それまでにイスラエル側の動きがない場合は、「新しい手段を取る」とイスラエルに対して警告した。
国連でのパレスチナの動き
「新しい手段」とは国連でのイスラエルの孤立を促すために、国連のメンバーに圧力をかけることなどである。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、「(1967ラインの回復は)言外である」と発言しているように、1967ラインについては全く無視している。
昨年12月13日、パレスチナはユネスコに正式加盟を果たした。これはパレスチナが、“国家”として初めて承認されたことを意味している。現在、国連加盟は申請中であり、すでに常任理事国の1つ、米国は「拒否権」を発動することを明言している。
The Telegragh/Palestinians warn of 'new measures' against Israel if talks fail