人事室の新設
2011年12月24日、大阪市の市政改革を協議する戦略会議が行われた。その際に橋下徹市長は、市長が直轄する「人事室」を新設し、そこで人事を担当することを決めた。
現在、大阪市職員の人事を担当しているのは、大阪市総務局人事課である。しかし橋下氏は、組織の要となる人事権を自らが担当し、権力機構を変革していきたい考えである。
とはいえ、橋下氏の独断で人事を担当するわけでもなさそうだ。橋下氏は、新設する大都市制度改革監、市政改革室長、区長の意向も人事に反映させる考えを持っている。人事権を正しく行使し、よりよい大阪市政になるようにしていただきたい。
橋下氏の動き
橋下市長は、市長就任後、平松邦夫前市長を支えてきた大阪市職員幹部6名を更迭した。また、橋下市長は、橋下市長に関して批判的なコメントをした職員に対して反省文を提出させたこともある。
こうした中での人事室新設であるため、恐怖におびえている大阪市職員は少なくないだろう。橋下氏は、平松前市長が行ってきた情報公開室を廃止する予定であるなど、従来の市政から大きく変革させる気持ちを持っているため、今後の動きから目を離せない。
大阪市
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