ベルリン自由大学の調査
ドイツの与党であるキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)の党員数が、減少の一途をたどっている。2年連続でCDUの党員減少数は社会民主党(SPD)よりも多かった。
これは、ベルリン自由大学の政党研究者であるオスカー・ニーダーマイヤー氏が、連邦議会に議席を持つ政党の発展を調査した結果である。ヴェルト誌オンライン版が28日、報じた。
CDUの2011年の党員数は3.1%減少(2010年:3.0%)、2012年4月末までの党員数は、48万4397人。SPDは2.5%の減少(2010年:2.0%)で、48万4382人である。
そのうち、CDUの2011年の正式な離党による減少は3.4%の1万7068人である。FDPでは10.5%の7217人。SPDにおいては、2.7%の1万3677人が離党した。これに死亡による減少率0.2%から1.9%の間が加算される。
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jvpwien緑の党の党員は増加中
緑の党(die Grünen)においては、間もなくFDPの党員数を追い抜こうとしている。緑の党は2011年末までに11.5%増で5万9074人の党員数を得た。
一方でFDPは、7.9%減の6万3123人である。さらに、両党の間の差はますます縮んでいる。現在の緑の党の党員数は5万9210人で、FDPは現在の数値を明らかにしていない。
党員の年齢構成
党員の年齢構成は、CDUとSPDともに平均59歳である。30歳以下の若年層は、CDUで6%、SPDでは6.8%から7.5%へ上昇。昨年の新メンバーでは、SPDに入党した30%が25歳よりも若かった。CDUのその率は約23%だった。
2011年の政党内の女性比率は、CDUで25.6%、FDPは23%、SPDは31.3%、緑の党では37.3%だった。
ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/deutschland/article106383781/CDU-und-FDP-laufen-die-Mitglieder-davon.html