開票率60%の段階
カリブ海のドミニカ共和国で20日、任期満了に伴う大統領選が行われた。開票率60%の段階で、与党ドミニカ解放党(PLD)のダニロ・メディナ(Danilo Medina)候補(60)の勝利が確定。リオネル・フェルナンデス(Leonel Fernandez)前大統領の腹心であるメディナ氏が、暫定結果によると、51%の票を獲得した。
首都サントドミンゴで選挙中央管理当局が、20日夜(現地時間)発表。ウィーン新聞オンライン版が21日、報じた。
メディナ氏の対抗馬であったドミニカ革命党(PRD)のイポリト・メヒア(Hipolito Mejia)候補(71)は、46.68%の票を獲得した。これにより、最初の投票でカリブ海の国に新しい大統領の誕生になる。
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Leonel Fernandez/World Economic Forum順調な選挙経過
しかし、公式の結果に疑念を抱くドミニカ革命党(PRD)は、メヒア氏の勝利を宣言。同党の選挙キャンペーン責任者であるCesar Cedeno氏は、
「与党のメンバーが管理する選挙機関が、ドミニカ解放党(PLD)の有利になるように結果を操作した。われわれは、最終的な書類が提出されるまで待つ。それから、どのくらいの差でメヒア氏が勝利したか国民に伝える。」
と、語った。
国際選挙監視団体によると、投票の際、特に大きな問題もなく経過したようだ。ただ、投票用紙の買収のような不正は報告されているようだ。独立したドミニカの選挙監視グループParticipacion Ciudadanaの報告によると、80%以上の投票所で投票はスムーズに行われたという。
ウィーン新聞(Wiener Zeitung)
http://www.wienerzeitung.at/nachrichten/politik/welt/459190_Regierungskandidat-vor-Sieg-bei-dominikanischen-Praesidentenwahlen.html