首相候補としての人気はメルケル首相より上
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州の州議会選で勝利を収めた社会民主党(SPD)。そのトップ候補者だったハンネローレ・クラフト。彼女の高感度がどんどんアップしていっている。
最新の首相調査において、クラフト氏が首相候補として、現職のメルケル首相よりも強い支持率を得た。シュピーゲル誌オンライン版が18日、報じた。
ツァイト誌オンライン版で18日公開された世論調査結果によると、今、首相選挙が行われるなら43%が社会民主党のクラフト氏に投票し、メルケル首相には34%だった。
Image:
xtranews.de社会民主党内の首相候補としても……
クラフト氏は首相候補として立候補しない立場を取っている。しかし、ドイツ人の24%が、彼女がSPDの首相候補として指名されることを期待している。フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー分派代表には18%、ペア・シュタインブリュック元財務相は14%、ジグマー・ガブリエル党首は8%。
SPDの支持者の間では、クラフト氏が29%、シュタインブリュック氏は22%、シュタインマイヤー氏は21%、ガブリエル氏は11%だった。
この調査の結果は、YouGov研究所が5月14日から16日の3日間、1006人を対象に調査したものである。それは、メルケル首相がノーバート・レットゲン前環境相を更迭する前である。
ノルトライン=ヴェストファーレン州のSPDは、クラフト氏の指揮の下、再び強化された。クラフト氏は、ノルトライン=ヴェストファーレン州の首相にとどまることを表明。
多くの人がクラフト氏の首相候補表明を期待している。最終決定は、もちろん本人にある。今後の動きが楽しみである。
シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/umfrage-kraft-wuerde-direkten-vergleich-mit-merkel-gewinnen-a-833871.html