メドベージェフ首相が代理出席
ホワイトハウスによると、ロシアのプーチン大統領は、18、19日にワシントン郊外のキャンプデービッドで開催される主要8か国首脳会議(G8サミット)とオバマ米大統領との米ロ首脳会談を突然キャンセルした。ヴェルト誌オンライン版が10日、報じた。
プーチン大統領は、9日、オバマ大統領との電話会談で説明し、理解を得たらしい。欠席の理由は、新政府の組閣であるようだ。代理としてメドベージェフ首相が出席する予定。クレムリンは、いまのところプーチン大統領の欠席を公式に確認していないもよう。
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AN HONORABLE GERMAN批判、サミットをキャンセル、そして和解
プーチン大統領は、大統領選の選挙運動中に米国を激しく批判していた。特に北大西洋条約機構(NATO)による弾道ミサイル防衛のためのシールド(盾)を、新たにアジア・中東の両地域に構築する計画が、両国間の外交的緊張をもたらした。
ロシアは、このミサイル防衛システムに対し、必要がある場合は軍事的行動を取ると脅していた。
しかし、公式には両国とも和解した様子を示している。ホワイトハウスによると、両首脳は、6月18、19日、メキシコ・ロスカボスで開催される主要20か国・地域首脳会議(G20サミット)で、2国間会談を行うことで合意。
また、両大統領は、過去 3 年間で大きな進歩をもたらしたハイレベルな対話を、継続することを再確認した。
だが、オバマ政権が今回の初会談に意欲を見せていた中での突然のキャンセルに、臆測も飛び交いそうだ。
ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/newsticker/news3/article106284028/Putin-sagt-laut-Weissem-Haus-geplante-USA-Reise-ab.htmlシュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/ausland/anruf-bei-obama-putin-sagt-teilnahme-an-gipfel-der-g8-in-mexiko-ab-a-832359.html