決選投票になる可能性が大
5月6日、セルビアにおいて国民議会選挙と大統領選挙が始まった。670万人以上の有権者が、ベオグラードの議会の250議席と大統領を決定するために投票する。世論調査によると、第1回目の投票で50%を獲得する候補者がいないため、上位2人による決選投票になると予想。
決選投票は、2週間後の5月20日と考えられ、民主党のボリス・タディッチ大統領とセルビア進歩党のトミスラヴ・ニコリッチ党首の間による決選の可能性が高い。シュテルン誌オンライン版が6日、報じた。
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ボリス・タディッチ/Πρωθυπουργός της Ελλάδας民主党とセルビア進歩党は、ほぼ同率
国民議会選挙における世論調査によると、タディッチ氏率いる民主党とニコリッチ氏のセルビア進歩党は、ほぼ同率である。両党ともに、政権を形成するには、他の党と手を組む必要がある。
ここ数10年で初めて、選挙キャンペーンがバルカン紛争に関することではなく、上昇する失業率のような経済問題に焦点をあてたものだった。同時に地方選挙も実施されている。最初の結果は、21時30分(現地時間)頃に出るようだ。
北部コソボでも選挙実施か?
北部コソボのセルビア人も、選挙を実施する意思を見せている。これに対し、コソボ政府は主権侵害の観点から、選挙実施に反対する大統領声明や議会決議を発表。選挙期間中の衝突を防ぐため、北部コソボに北大西洋条約機構(NATO)主体の国際安全保障部隊(KFOR)を強化し、ドイツ軍も550人の追加兵士を送った。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/news2/aktuell/parlaments-und-praesidentschaftswahlen-in-serbien-1823091.html