キリスト教民主同盟と社会民主党の差はほんのわずか
6日、ドイツのシュレスヴィッヒ・ホルシュタイン州において州議会選が行われた。暫定の公式発表によると、キリスト教民主同盟(CDU)は、30.8%の支持率を得た。社会民主党(SPD)は、30.4%を獲得し、わずか4800票差で2位につけた。
続いて緑の党(die Grünen)が13.2%で3位。これは、緑の党にとって、これまでのドイツ北部における州議会選の中で、最高の結果である。シュテルン誌オンライン版が7日、報じた。
自由民主党(FDP)は、トップ候補者ヴォルフガング・クビッキ氏の人気により、8.2%の支持率を得た。クビッキ氏は、ここ1年以上、6つの州議会選で議席を得られなかった自由民主党に、再び勝利をもたらした。
海賊党は8.2%で、ベルリン市議会、ザールラント州議会に続き、ここシュレスヴィッヒ・ホルシュタインでも議席を獲得した。左翼党(die Linke)は、2.2%で議席を得ることができなかった。
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Landesvertretung Schleswig-Holstein政権形成に問題
南シュレスヴィッヒ有権者同盟(SSW)は 4.6%の支持率を獲得。SSWは同州の少数民族であるデンマーク系住民からなり、通常の5%条項の制約を受けず、代表が州議会入りできるのである。投票率は60.1%で、同州における一番低い投票率だった。
新議会での議席数は、CDUとSPDが各22議席、緑の党は10議席、FDPと海賊党は各6議席、SSWは3議席を獲得したことになる。
CDUとSPDの「大連立政権」が形成されれば、44議席で安定するはずだ。SPDと緑の党、FDPからなる「信号政権」では、38議席、CDUとFDP、緑の党からなる「ジャマイカ政権」でも38議席である。
SPDのガブリエル党首は、SPDと緑の党とSSWからなる連立政権を形成するよう主張している。
シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/landtagswahl-in-schleswig-holstein-albig-will-daenen-ampel-wagen-1823401.html