議会議員だけがTwitterでのつぶやきOK
ドイツ・ヘッセン州の州議会では、Twitterでつぶやく人が増えている。しかし、それは議会議員だけである。傍聴席からスマホでつぶやくことは、議会傍聴者には禁止されているのだ。それが議会の傍聴規則である。
一般的に議会では、録画や録音できる機器の持ち込みを禁止している。ヘッセン州議会の野党は、この規則の変更を要求。連立政権のキリスト教民主同盟(CDU)と自由民主党(FDP)も同様にTwitterでのつぶやきに関する解決策を求めている。ヴェルト誌オンライン版が1日、報じた。
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stevegarfieldきっかけは海賊党員
議論のきっかけは、3月末に傍聴席からつぶやこうとした海賊党(Piratenpartei)の党員である。社会民主党(SPD)のヘッセン州代表であるシェーファー=ギュンベル氏は、
「情報を伝達したり知らせたりする手段として、デジタル・メディアは欠かせないものである。誰もがその権利をもっているはずだ。」
と、要求している。さらに、インターネット上での討論のライブストリームも提唱。
緑の党(Grüne)と左翼党(Linke)もSPDに同意。緑の党のダニエル・マック議員は、
「われわれは、多くの人々が政治のプロセスを新しい電子メディアにより情報を得、参加することに喜ぶべきである。」
と、語った。
CDUも同様に、新しいメディアの利用に対し関心を示している。FDPのフランク・ブレッヒシュミット議員は、
「全員がTwitterでつぶやけるか、もしくは、誰もつぶやいてはいけない。」
と、語った。
ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/regionales/frankfurt/article106241733/Besucher-sollen-bald-zwitschern-duerfen.html