職員を3分の1解雇、指名レースからの撤退を拒否
共和党予備選の候補者ニュート・ギングリッチ元下院議長は、3分の1の職員を解雇し、選挙キャンペーン責任者を交代した。米メディアが27日夕方報じた。しかし、指名レースからの撤退は拒否し、選挙戦を続行する姿勢を鮮明にした。
ギングリッチ陣営が狙っているのは、今後の予備選でできるだけ獲得代議員数を増やし、8月下旬にある共和党全国大会(タンパ)の最初の投票で、誰も過半数に達しない状況を作ることだ。
職員の解雇は、ギングリッチ氏が資金難に陥り、選挙戦から撤退しなければならないのではないかという憶測を呼び起こした。ニュースポータル「Politico」によると、ギングリッチ陣営は、154万ドルを所有しているが、負債分の155万ドルを支払わなければならないようだ。
Image:
Gage Skidmore世論調査:ギングリッチ氏の撤退を所望
これまでのところギングリッチ氏は、34州の予備選のうち2勝しただけである。ウェブサイト「realclearpolitics.com」によると、ギングリッチ氏は、135議員数を獲得している。568人を獲得しているミット・ロムニー氏と比べ、明確に少ない。リック・サントラム氏は273人である。
指名獲得に必要な過半数の代議員数は1144人。最新のCNNテレビの世論調査によると、共和党の大多数が、ギングリッチ氏の撤退を望んでいることが判明。回答した共和党支持者の10人に6人が、ギングリッチ氏とロン・ポール氏の撤退に賛成している。
次の予備選は、4月3日にウィスコンシン州とメリーランド州、首都ワシントンDCで行われる。
フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/us-wahl/wahlkampf-in-den-usa-abgeschlagener-gingrich-entlaesst-wahlkampf-stab_aid_729275.htmlpoliticoのサイト
http://www.politico.com/realclearpolitics.comのサイト
http://realclearpolitics.com/