なでしこへ国民栄誉賞を検討
2011年7月25日、枝野幸男官房長官は記者会見を開き、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で初優勝を果たした「なでしこジャパン」に対して国民栄誉賞を授与する旨を検討していることを明らかにした。
まだ正式に「なでしこジャパン」に対して国民栄誉賞を授与するとは決まっていないが、民間有識者の意見を踏まえ、速やかに結論を出すとのことだ。
真摯(しんし)な努力を重ねてW杯優勝という偉業を成し遂げた「なでしこジャパン」とは対照的な今の菅政権が政治的利用をしようとしているのではないかと囁かれているが、そうでないことを祈るばかりだ。
国民栄誉賞とは
国民栄誉賞は1977年の福田赳夫内閣時代に創設されたものである。初の受賞者は1977年9月に受賞された王貞治氏で、その後スポーツ選手としては柔道の山下泰裕氏、高橋尚子氏などが受賞している。
このほか、長谷川町子氏、美空ひばり氏、森繁久彌氏など、様々な分野で活動する人々が受賞している。今までに18名が国民栄誉賞を授与されている。
もしも今回、「なでしこジャパン」に国民栄誉賞が授与されることになれば、団体として授与される初の団体となる。国民栄誉賞が授与されてもされなくても、今後の活躍が楽しみだ。ファンが増え、練習や試合により一層熱が入ると思うが、これからも日本列島を沸かせてもらいたいものだ。
内閣府
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