情報保全システムに関する有識者会議の報告書を提出
平成23年7月1日に行われた政府における情報保全に関する検討委員会で、「情報保全システムに関する有識者会議」の報告書の提出が行われた。
政府における情報保全に関する検討委員会は平成22年12月9日に第1回目が行われて以来2度目の開催だった。専門家や会社社長など6名の委員で構成されている。
今回提出された報告書は、内閣情報調査室、警察庁、公安調査庁、外務省、海上保安庁及び防衛省の関係6省庁で尊重され、8月末までに施策の実施計画を作成し、着実な実行に努めることとされている。
報告書の内容
報告書には主として、下記のことが記載されている。
1.情報漏洩の脅威と必要と考えられる措置の概要
2.情報保全システムに必要と考えられる措置
3.情報保全システムに必要と考えられる措置の喫緊の課題
各段階でログを保存し、必要ある段階ではアクセス制限をかけたり外部への通信規制をかけたりするよう考えられている。そして漏洩防止のための対策と事後調査のための対策とに分けて検討されている。最後に喫緊の課題として漏洩防止のための電磁的記録媒体への書き出し制限と、事後調査のためのログの保存について検討されている。
機密情報をしっかり守るためにも、情報の取り扱いには慎重になっていただきたいものだ。
首相官邸 政策会議 第2回政府における情報保全に関する検討委員会(平成23年7月1日)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/jouhouhozen/dai2/kaisai.html