新しい経済産業大臣に枝野氏が内定
野田内閣総理大臣が就任会見を行ったのは9月2日だ。同日、各大臣が就任会見を行い、野田新政権が船出した。
その数日後、経済産業大臣であった鉢呂氏がとんでもない発言を行い陳謝した。ところがそのすぐ後に、再び許されない発言を行い、鉢呂氏は辞任した。野田総理も針呂氏の発言について陳謝した。
鉢呂氏の辞任を受け、9月11日から経済産業大臣の臨時代理を藤村氏が務めているが、9月12日、新しい経済産業大臣に枝野氏が内定した。9月12日の夕方に藤村官房長官が枝野氏の就任を発表し、夜に皇居で認証式が行われる見通しだ。
枝野氏内定の背景
枝野氏は埼玉5区選出の衆議院議員で6回当選している。枝野氏はこれまで民主党の政調会長、幹事長、幹事長代理を歴任してきた。そして2011年1月に菅氏が内閣改造を行った際、枝野氏は官房長官に就任した。
枝野氏が官房長官となって約2ヶ月経った3月、東日本大震災が発生し、東京電力福島第1原発事故の対応に追われた。そしてそれを機に、官房長官としてエネルギー政策や原子力行政の見直しにもかかわってきた。
枝野氏のこのような実績を重視し、野田首相は枝野氏を新経済産業大臣に選んだ。経済産業省は原子力発電において重要な役割を果たす部署なので、枝野氏の豊富な経験を活かして良い方向へ進めていって欲しいものだ。
経済産業省
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