震災復興情報提供「南相馬チャンネル」
福島県南相馬市は、
東日本大震災で被災し、
北陸地域に避難している
南相馬市民に向けた「
南相馬チャンネル」の映像提供実験を9月1日から開始する。映像は
インターネット回線を通じて配信され、
デジタルテレビやパソコンなどで視聴可能となる。
これに対し、29日、
総務省北陸総合通信局は、
「南相馬チャンネル」北陸地域映像提供実験支援協議会(※)を設置し、今回の実験の支援に関する事項を検討することを発表した。第一回目の会合が8月31日に開催され、同協議会は12月31日まで設置される。
インターネット通じ、遠方の避難市民にも情報提供
南相馬市はすでに、震災復興に向けた情報提供のため、デジタルテレビや携帯電話のワンセグ機能で視聴できる「
南相馬チャンネル」の実験を7月20日から開始しており、放射線モニタリングポストの数値などの情報提供を行っている。
ただし、現在の放送は
放送電波を利用しているために、受信エリアが限定的。そこで、受信可能エリアを越える
北陸地域に非難している市民にも情報を提供するため、
インターネット回線を利用して、パソコンやインターネット対応のデジタルテレビなどで視聴できるシステムを実験的に構築、その実験が9月1日からスタートすることになった。
※「南相馬チャンネル」北陸地域映像提供実験支援協議会・構成員(敬称略)
南相馬市長 桜井勝延
南砺市長 田中幹夫
総務省北陸総合通信局長 斉藤一雅
西日本電信電話株式会社北陸事業本部長 森英俊
株式会社ヨーズマー代表取締役 野口高志
パナソニック株式会社北陸支店長 横井慎一
パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社北陸社社長 楳村音弥
株式会社アクトビラ代表取締役社長 香西卓
南相馬市「南相馬チャンネル」の映像を北陸エリアに避難している市民の方々が視聴可能となる環境 を実験的に提供総務省プレスリリース
「南相馬チャンネル」北陸地域映像提供実験支援協議会を設置