ドイツ海賊党、党大会開催
ドイツの政界にセンセーションを巻き起こした海賊党。4日、オッフェンバッハにおいて、ベルリンでの選挙の成功後、初めての連邦党大会を開催した。ベルリンの議員は、大きな拍手によって迎えられた。
ベルリンの海賊党は、今年の政治における出世頭である。前回のフォルザ世論調査の結果では、7%の支持率で、自由民主党(FDP)よりも上である。いつの間にか、海賊党は重要な政治家と一緒に、トークショーで討論したりしている。
党大会では、海賊党の討論や論争の文化を学習できる。彼らは、代表者のプリンシプルがなく、実際、誰でもマイクのところに行き、演説できるのだ。しかし、演説は、1分間以上も持たない。というのも、演説者がたくさんで、最後まで話し終えることができないのである。
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MrTopf海賊党の政策
2日間の大会で重要な点は、経済と社会政策における党のプログラムの拡張であった。一つは、1年前にも多くの議論を重ねて、変更の形で残された要求がある。それは、すべての国民に、見返りを求めないで、経済的援助を承認する「条件なしの基本収入」である。
この「条件なしの基本収入」の要求を、2013年の連邦議会選挙のための選挙プログラムに取り入れるべきか採決を取った。その結果、66.9%の賛成票を得た。
その他に、今後の政策として挙げられたのは、「精神病患者を社会に組み入れること」、「教会税の廃止」「薬物の合法化」「ユーロ危機救済プラン」「党への寄付」である。
どのように党の資金を得るのか、会社からの献金や大口寄付、またはロビイストに依存するか、重要な問題である。ただ、言えることは、党員の年会費36ユーロだけでは、キャンペーンも展開できないということである。
シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/deutschland/0,1518,801643,00.htmlヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/article13749353/Bloss-nicht-Schimpfwoerter-auf-Twitter-austauschen.html