プライバシー保護に関する初の公聴会
米上院では、フランケン議員(ミネソタ州選出・民主)の要請により、スマートフォン利用者の位置情報収集などに関する公聴会を開き、アップル社とグーグル社の幹部から詳しく説明を受けた。
司法委員会の小委員会で開かれる公聴会で、プライバシー保護やテクノロジー、法に関するものは今回が初めてとなる。
2社ともに問題ないと弁護
携帯端末と位置情報システムは利用者にとって非常に便利である。しかし同時に、そのために集められた情報が第三者機関の手に渡る可能性や、犯罪に悪用される危険性について心配の声もあがっている。
今回の公聴会は、アップル社とグーグル社がiPhoneやアンドロイドなどのスマートフォンから利用者の位置情報を収集していたとされる報告を受けて開かれた。2社とも、収集したデータから個人が特定されることはなく、正当に取り扱っている旨を強調している。
アップル社とグーグル社の位置情報収集に関しては、米国内だけでなく、韓国やフランス、イタリア、ドイツなどでも問題視されている。
The New York Times