仙波副市長は辞任する意向
16日に投開票された、鹿児島県阿久根市の出直し市長選挙で、初当せんを果たした西平良将新市長が、当せんから一夜あけた17日の朝、阿久根市役所へ初登庁した。西平氏は、支援者らとともに、午前9時ごろに初登庁、市職員からは拍手で出迎えられた。
一方、竹原信一前市長による専決処分で選任された、仙波敏郎副市長も西平氏を出迎えたが、視線をあわせることはなかった。仙波副市長は辞任する意向を明らかにしている。
「竹原流」見直しを宣言
西平氏は、記者らに対し、竹原前市長による一連に専決処分の大幅な見直しを表明した。市職員賞与の大幅削減など
違法性の高いものは見直したい
と述べ、消防署や小学校など公共施設の壁画事業も
消防署は訓練をする所。小学校からも中止を求める声を聞いている
と、現状復帰する意向を明らかにし、「竹原流」からの脱却を強調した。
一方、落選した竹原前市長は午前9時ごろ、整理のために市内の事務所に現れた。取材に対し竹原前市長は
自分の中のスイッチを切り替えなければいけない。一度ゼロに戻さないと、余計なものを抱えては、次を考えられない
と、今後の活動についての明言を避けた。
asahi.com「西平・新阿久根市長が初登庁 「竹原流」の見直し明言」
http://www.asahi.com/politics/update/0117/SEB201101170005.html阿久根市長選挙 開票結果(阿久根市)
http://www.city.akune.kagoshima.jp/topic/senkyo.html