野田氏、玄葉氏は官房長官を固辞 枝野氏起用へ
17日に実施する予定の内閣改造・民主党役員人事で、菅直人首相は9日、仙谷由人官房長官の後任として、枝野幸男幹事長代理を起用する方針で、最終的な調整を始めた。仙石官房長官が参院で問責決議をうけたことから、その後任人事は、今回の内閣改造の焦点となっている。
官房長官人事について、野田佳彦財務相や、玄葉光一郎国家戦略担当相を推薦する声もあったが、両氏とも官房長官職を固辞、それぞれ留任する方向で固まった。菅首相は、12日の両院議員総会と13日の党大会の経過をみて、最終的的な判断する考えだ。
大畠経産相交代は交代へ
一方、菅首相は、大畠章宏経済産業相については交代する方針だ。大畠経済産業相が、菅首相が重要政策に掲げている、環太平洋戦略的経済連携協定=TPPに対し、慎重な姿勢が交代理由とされる。後任にはTPP推進派の議員の起用を検討している。
菅首相は、9日に首相官邸で、横路孝弘衆院議長で人事について会談。続いて野田財務相と会談し、予算関連法案の説明をうけた。当初、官房長官のポストには、菅首相からの信任も厚い、北沢俊美防衛相の起用案もあったが、「ねじれ国会」対策として、北沢氏を参院民主党の重要ポストに据えると見られている。
MSN産経ニュース「枝野官房長官で調整 内閣改造 大畠経産相交代へ」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/110110/plc1101101558004-n1.htm
枝野幸男オフィシャルサイト 民主党衆議院議員
http://www.edano.gr.jp/