年明けに小沢氏招致へ
管首相と民主党の岡田幹事長は8日、小沢一郎元代表の国会招致問題について、首相官邸で20分ほど会談、衆院政治倫理審査会での招致議決に踏み切る方向で調整した。
来年の通常国会の前に、閉会中審査として行う考えで、民主党として「政治とカネ」の問題に取り組む姿勢を見せることで、来年度の通常国会で、野党からの協力姿勢を引き出すことがねらいと見られる。
小沢氏は応じない構え、党内反発も
首相は、岡田幹事長との会談後、記者団に対し「党内のことをいろいろ聞いた」としたうえで、党の綱領作成のなどとあわせて、小沢氏の国会招致問題などが話題にのぼったと明かした。
岡田幹事長は、小沢氏招致議決に関する方針を、党役員会ではかる考えだが、小沢氏に近い議員からの反発は必至とみられる。
一方、小沢氏は議決されても招致には応じない構えで、招致が実現しない公算が大きい。
招致が実現されないとなると、首相と岡田氏らの指導力が問われることなりかねない。小沢氏に近い議員らの反発もあわせ、政権基盤が一層不安定になることが予想される。
YOMIURI ONLINE「小沢氏招致議決検討、通常国会前の政倫審に」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101208-OYT1T00935.htm民主党「【今日の官邸】菅総理(代表)記者ぶらさがり、仙谷官房長官会見」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19457