ダウニング街10番地
イギリス首相の住所といえば、言わずと知れたダウニング街10番地。イギリス政府の公式サイトも「number10.gov.uk」となっているが、そのサイト内で、数年前から一般の人も署名活動ができるようになっている。
「E-Petitions」と名付けられたサイトでは、一般の人が自分の意見を簡単に投稿できるようになっており、サイトを閲覧した人が意見に賛同すれば署名もできるのだ。
意見が採用される可能性も
この方法で500以上署名が集まれば、案件が関係省庁などに送られて議論の対象となるという。
これまで最も署名数が集まったケースは、2007年2月に投稿された道路交通法に関する案件で、1811424名が賛同している。いちばん最近のケースでは、2010年6月投稿の保育補助に関する案件で93940件の署名が集まっている。
10万件以上の署名が集まれば下院での議題に採用されるという。しかし、近ごろでは、フェイスブックやツイッターなど他のソーシャルメディアにおされ気味で、署名サイトへの投稿はめっきり減っており、笑い草にもなっているというから残念だ。
英国政府公式サイト