政治リーダーから直接若者へ訴えかけ
中東の若者たちがフェイスブックやツイッターを使って政治改革を起こそうとしている最中、パレスチナのサラム・ファイヤド首相は逆に、自分が持つフェイスブックのフォロワーに対して、以下のように呼びかけた。
現在、組閣を目指して協議の最中であるわけだが、説得力があり、高い指導力を有し、明晰なやり方を行使し、政府の役職にふさわしい信頼できる人物はだれだろうか。
フェイスブックを使い、政府の要職に就くべき人物を名指しで推薦するよう、問いかけたのだ。
反響は早かったものの……
首相が直接人々に問いかけたとして、反応はすぐに流れ込んだ。
だが、推薦された候補者はみな、政治的経歴のない人間や地方の若者を引っ張る指導者などで、投稿後1時間内で、2名以上の推薦を受けた候補者はいなかったようだ。なかには、自らを推薦する大学生や、名前もわからないような知りあいを薦めるような投稿もあったという。
2月14日に内閣が辞職して以来、ファイヤド首相は各方面の指導者らと話し合いを持っているが、目指すところは、9月の選挙をなんとか乗り切るというところにあるようだ。記者団に対して首相は、新しい内閣が目指すのは、結束力であると述べたという。
<a href="http:http://www.maannews.net/eng/ViewDetails.aspx?ID=362621//" target="_blank">パレスチナのファイヤド首相 組閣名簿作成のためフェイスブックで一般に問いかける</a>