エジプトに続き、リビアでも活動禁止か
大規模な反政府デモ発生している、北アフリカのリビアで、2月18日、カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」に対し、放送妨害が行われていることが同局の発表で明らかになった。同局は、ウェブサイトも遮断されていると発表している。
リビアでは、エジプトでムバラク大統領を退陣に追い込んだ、反政府デモが飛び火する形で、大規模な反体制運動が起こっている。北東部の都市ベイダでは、治安部隊と武装した反体制派の衝突も伝えられ、1969年以来続くカダフィ大佐による独裁体制が危機を迎えている。
電話・ネットによる報道を続行
アルジャジーラは、中東のカタールに拠点をもつ衛星テレビ局で、100か国以上、約2億5000万世帯で視聴が可能といわれている。先の「エジプト革命」では、エジプト政府から活動を禁止され、インターネットも遮断された中、電話による報道を続け、各国メディアにとって貴重な情報源となった。
エジプトから飛び火する形で、アラブ諸国へ広がった反体制運動だが、アルジャジーラはリビア以外でも、イエメンやバーレーンで、電話などを通じてデモ参加者や、政府支持者に接触、また、インターネットを通した現場映像などを放送している。
AJE - Al Jazeera English(英語)
http://english.aljazeera.net/ロイター「リビアでアルジャジーラの放送妨害、ウェブサイトも遮断」
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-19628520110219
時事ドットコム「死者46人、騒乱深刻化=カダフィ体制最大の危機-リビア」
http://www.jiji.com/jc/(トップぺージへのリンク)