「カネ」・「失言」の激しい応酬にアクセス急増
ここのところ、インターネットの国会中継を見る人が増えているという。特に「政治とカネ」や、閣僚の失言について、野党が激しく追及した際は、アクセスが急増する。新聞やテレビといた、既存メディアに物足りなさを感じるネットユーザーを中心に、視聴者が増えているようだ。
実際、昨年、11月18日の国会で、仙谷由人官房長官(当時)の「自衛隊は暴力装置」発言や、柳田稔法相(当時)の「二つの言葉だけ」発言問題を、自民党の世耕弘成氏や丸川珠代氏らが追及した際は、国会をネット中継する回線が、パンク寸前になるほどアクセスが増加した。
ツイッターやブログから国会情報を収集か
国会のネット中継のアクセス数は、2009年が衆院で年間約379万件、参院で約205万件だったのに対し、2010年は11月末の時点で、衆院が1.6倍の約602万件、参院にいたっては3.8倍の約769万件と急増している。特に質問者と応答者が、激しい答弁を繰り広げた場合、ライブ・ビデオともにアクセスが増えるという。
特に、民主党議員の「政治とカネ」、「失言問題」を野党のが激しく追及した際にアクセスが増加する傾向がある。衆参両院の事務局は「どの情報を元にアクセスするのかわからない」と回答している。
一方、民主党の有田芳生氏は
ツイッターやブログなど、ネット上の情報をもとにアクセスしているのでは
と、分析。実際、有田氏が「質疑についてブログに書きました」と、ツイッターでつぶやくと、直後から有田氏のブログにアクセスが急増し、「国会質疑をネットで見た」という書き込みもあるという。
asahi.com「国会ネット観戦急増 失言・カネ質疑がアクセス上位」
http://www.asahi.com/politics/update/0113/TKY201101130639_01.html
衆議院TV
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php参議院 インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php